手がきれいになる、
という奇跡
椎葉村の山奥で豆腐と豆乳をつくっていた私たちが化粧品をつくるきっかけになったのは、「ガサガサだった手がきれいになった」という豆腐工場で働く女性スタッフの声でした。
長年、林業に携わってきた彼女の手はひび割れ、その荒れた手をお孫さんが嫌がり、手をつないでくれないことを嘆いていました。ところが、豆腐作りを始めてから、見違えるほどすべすべになったというのです。それもそのはず。豆腐づくりの器具を洗う豆乳風呂のような水の中に、彼女は毎日のように手をつけていたからです。
「孫の方から“手をつなごう〟と言ってくれた」と、顔をほころばせながら差し出した手はまるで
絹豆腐のようになめらかでした。